書道 手漉き加工画仙紙 縦天地ぼかし銀型打ち
サイズは半切
『銀鼠』色の紙に書いてみました。 墨は『書芸呉竹紫紺色』、筆は羊毛です。
画仙紙で販売している『雷神』を加工したものです。

◆書いてみての感想
今回は3文字を書きました。筆は大きくなると毛先の操作が難しくなります。
そこで重要になるのは紙の墨付き具合です。
紙が墨をあまり吸わないと筆が走りスムーズに運筆できますが、筆を返すところが上手く書けません。
この紙は『紅星牌』のような墨付きはありませんが、墨付はほどよく大筆でも書きやすい紙で カスレも出ます。

この紙の特徴は書いた墨の部分に模様が浮き出ることです。 模様は銀色で近くで見ると若干輝いて見えます。

カスレにも模様が入ります。墨が少なくなっても抜けたようなカスレになりませんでした。
この紙は模様のところに墨が乗りません。ですので文字の淵のところがギザギザになりぼやけたように見えるところが難点かなと思いました。 ただし、このような紙に書く人は稀なので会場では目立ちます。