◆唐紙・和紙
唐紙は中国から輸入した竹・桑・藁などの繊維を主原料とした紙のことです。和紙と比較すると繊維が短く破れやすいですが、
書を書くことを目的にして作られているため、墨が浸透しやすく、書道の味わいである滲みやかすれがきれいに出やすい特徴を持ちます。
和紙は国産の三椏・楮・麻や天然の雁皮を主原料とした紙を指します。唐紙よりも繊維が長く丈夫なため、紙質はしっかりしているのが特徴です。
また、和紙の中でも原料によって麻紙・雁皮紙・穀紙と違いがあります。半紙屋e-shopでは国産の和紙を取り扱っております。
国産手漉き半紙はえひめ伝統工芸士藤原俊二氏製造の
大雅、
大観、
春野、
新風があります。それぞれ100枚と1000枚の販売があります。
◆手漉き
手漉きは高価な紙で清書などに選ばれます。発墨がよく、滲みやかすれなど表情豊かに描くことができるのが特徴です。
紙の中に墨が浸透していき、浸透具合で墨色の美しさに変化を与えます。
◆機械漉き
機械漉きは手漉きに比べると安価で入手しやすく、半紙選びの際は、練習用は機械漉き、清書用には手漉きというように使い分けるのもおすすめです。
当社(十川製紙)で製造している半紙は、スーパーや百均で売られている表面がつるつるした半紙とは異なり、より手漉き半紙に近い筆さわりになるよう工夫しています。
白雪半紙に墨運堂墨の精墨汁で書きました。表面からすっと墨が入って適度に筆の抵抗があります。
白雪半紙の裏から見たところです。適度に裏ぬけしているので墨がすっと入ったことがわかります。
また、原料を柔らかく処理しているため、書いた後しわになりにくい特徴があります。学生の競書や大人の方の練習用に最適です。
半紙選びはどのような目的で使用するのかを事前に決めておくことも大切です。
例えば、漢字を書くのか、仮名を書くのかによって選ぶ半紙も違います。漢字用の半紙は機械漉き半紙なら野菊、手漉き漢字用なら大慶、仮名用の半紙の場合は平安がおすすめです。このように、目的によって適した半紙を上手に選んでいきましょう。
半紙は使ってみないと自分に合ったものがわからないとおっしゃる方のために書道半紙のお試しセットをご用意いたしました。
まずは送料無料でお試しください。